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[Macライフ] MacのMACアドレスを変更する方法

目次

  1. MacのMacアドレスを変更する方法
    1. Macアドレスの確認
    2. Macアドレスのインターフェイス確認
    3. ターミナルコマンドでMacアドレスを変更
    4. 変更後のMacアドレスを確認
    5. Macアドレスを元に戻す
  2. システム設定表示のMacアドレスは変わらない

MacのMacアドレスを変更する方法

MacのMACアドレスを変更する方法

MacのMacアドレスを変更する方法を紹介。Macアドレスとは、ネットワーク機器に設定された、16進法(00~FF)の6つの数で作られた「05:FF:63:15:00:D1」といった感じの固有IDのことです。

MacOSは、このMacアドレスの値をターミナルコマンドで任意に変更する事ができます。Macアドレスを変更する場面というのはそんなに多くないと思いますが、何かの事案でMacアドレスを変更しなくてはならないときは参考にしてください。

Macアドレスの確認

MacのMACアドレスを変更する方法

MacのMacアドレスを変更する前に、現在のPCのMacアドレスを確認しておきましょう。Macアドレスというのは、ネットワーク機器1つ1つに割り当てられているので、例えばお使いのPCにEthernet(Lan)とWiFiの2つのネットワークが備わっていれば、MacアドレスもEthernetとWiFiそれぞれに固有のものが割り当てられています。

Macアドレスの確認方法は、「システム設定」>「ネットワーク」を選択して、Macアドレスを確認したいネットワークを選択し「詳細」>「ハードウェア」を選択すれば確認できます。

また、WiFiのMacアドレスは、メニューバーのWiFiアイコンを「Option」を押しながらクリックすることでも表示させることが出来ます。

Macアドレスが確認できたら、元に戻すときのためにMacアドレスをメモしておきましょう。

Macアドレスのインターフェイス確認

Macアドレスが確認できたらターミナルを起動し、以下のコマンドを入力してリターンを押して実行します。

%H%ifconfig%H%

すると以下のようなネットワーク機器の情報がズラーッと表示されます。

%H%en1: flags=9999 mtu 1500
options=400
ether 00:00:00:00:00:00 //Macアドレス
inet3 fe00::ddd:cccc:2222:9999%en1 prefixlen --
inet 192.168.3.100 netmask 0xffffffff broadcast 192.168.1.---
nd7 options=300
media: autoselect
status: active
%H%

一番最初に表示されている「en1」はネットワーク機器のインターフェイス番号で、そこから少し下にいったところの「ether 00:00:00:00:00:00」のところがMacアドレスになります。

ターミナルコマンドでMacアドレスを変更

Macアドレスとインターフェイスが確認出来たら、ターミナルで以下のコマンドを実行します。下の「en1」のところにはMacアドレスを変更したいインターフェイス名を入力し、「11:11:11:11:11:11」のところには変更後の16進法のMacアドレス(00~FFの16進法6桁)を入力します。

%H%sudo ifconfig en1 ether 11:11:11:11:11:11%H%

コマンドを実行するとMacのパスワードが要求されるので、パスワードを入力してEnterキーを押せば、Macアドレスが変更されます。

変更後のMacアドレスを確認

Macアドレスが変更できたら、以下のターミナルコマンドを実行してMacアドレスが変更されたことを確認します。

%H%ifconfig en1%H%

実行結果は以下のようになります。

%H%en1: flags=9999 mtu 1500
options=400
ether 11:11:11:11:11:11 //変更したMacアドレス
inet3 fe00::ddd:cccc:2222:9999%en1 prefixlen --
inet 192.168.3.100 netmask 0xffffffff broadcast 192.168.1.---
nd7 options=300
media: autoselect
status: active
%H%

Macアドレスを元に戻す

変更したMacアドレスを元に戻したいときは、変更のときと同じように以下のコマンドをターミナルから実行します。「en1」の箇所にはインターフェイス名、「00:00:00:00:00:00」には戻したいMacアドレスを入力します。

%H%sudo ifconfig en1 ether 00:00:00:00:00:00%H%

再びパスワードを求められたら、パスワードを入力してリターンキーを押せばMacアドレスを元に戻す作業は完了です。


システム設定表示のMacアドレスは変わらない

なお、このターミナルコマンドを使ってのMacアドレスの変更は、本当に変更されるわけではなく、偽装するだけの一時的な変更になっているため、システム設定などでのMacアドレスの表示は変わっていません。

このMacアドレス変更は、あくまでネットワーク間での一時的な変更となっています。