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[Mac] MacでWindowsキーボードを使用する方法

目次

  1. MacでWindowsキーボードを使用する方法
  2. Karabiner-Elements の使用方法
    1. ダウンロード&インストール
    2. Karabiner-Elementsの起動
    3. 初回起動時にプライバシー設定許可
    4. Karabiner-Elementsの設定
    5. Itemを3つ追加する
    6. キー設定を登録
    7. F13キーに「前の入力ソースを選択」
  3. Karabiner-Elements のアンインストール方法

MacでWindowsキーボードを使用する方法

[Mac] Windowsキーボードを使用する方法

MacでWindowsキーボードを使うときに一番不便なのは日本語/英語(半角/全角)変換。というのも、Macでは日本語⇔英語を変換するキーは「英数」キーと「かな」キーを使用するんですが、Windowsキーボードには、「英数」キーも「かな」キーもありません。

逆にWindowsで日本語⇔英語を変換するときに使用するキーは、キーボード左上にある「半/全」キーになっていますが、Macに繋いだWindowsキーで「半/全」キーを押しても謎の文字「`」(斜めになったシングルクオートみたいな文字・grave accent and tildeとかいうらしい…)が入力されるだけ。

Macには入力文字を切り替えるショートカット「command(⌘)+スペース」(古いMacOSの場合などはCntrl(^)+スペース)が用意されていますが、慣れないと操作がまどろっこしい上、やっぱり直感的にキー1つで日本語⇔英語入力変換をしたいものです。

しかし、Macには標準でキーボードのキー割当を自由に変更する機能がありません。そこで今回は、キーボードの任意のキーを別のキーに割り当てるサードパーティー製アプリ「Karabiner-Elements」を使って、Macに繋げたWindowsキーボードをいい感じに調整して、Macで使えるようにする方法を紹介します。


Karabiner-Elements の使用方法

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Karabiner-Elementsは以下の公式サイトよりダウンロードできるので、自分のMacOS環境にあったものをダウンロードします。

Karabiner-Elements公式サイト

なお、Karabiner-ElementsはMacOS10.9~最新のMacOS、CPUはintelMacとApple Silicon Macに対応されており、Downloadの青いボタン右の矢印マークをクリックすれば、各OSバージョンに対応したKarabiner-Elementsを選択することができます。

ダウンロード&インストール

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Karabiner-Elementsをダウンロードしたらzipファイルを解凍し「Karabiner-Elements.pkg」をダブルクリックして、画面の案内に従ってMacにインストールしてください。

Karabiner-Elementsの起動

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インストールが終わったら、Lounchpadの中に「KEY」のKarabiner-Elementsアイコンがあるのでクリックして起動しましょう。

初回起動時にプライバシー設定許可

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Karabiner-Elementsを初回起動の際には、プライバシーの注意ダイアログが現れるので「システム設定」>「セキュリティとプライバシー」>「プライバシー」>「入力監視」の項目にある、以下のアプリケーションに許可のチェックを入れます。

  • karabiner_grabber
  • karabiner_observer

チェックが無いとKarabiner-Elementsは入力キーを調整できないため、必ず初回起動時にこのプライバシー設定を行うようにしましょう。

Karabiner-Elementsの設定

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プライバシー設定を通過して無事 Karabiner-Elements が立ち上がったら、操作したいキーの調整(置換)を行います。なお今回紹介する設定は、一番シンプルで私が使いやすいと思う以下の3つのキー調整となっています。

3つのおすすめキー調整

変換前のキー変換後のキー
半/全F13 ※
無変換英数
変換かな
※ 「半角/全角」のキーについては、Karabiner-ElementsでF13キーを割り当てておいて、Macのキーボード設定でF13にショートカット「前の入力ソースを選択」を割り当てることで、「半/全」キーを押すたびに「英数」と「かな」が切り替わるようにします(後述)

Karabiner-Elementsは、機能拡張することで日本語キーボードに特化した設定(左コマンドを英数 / 右コマンドをかなに設定など)も可能となっていますが、個人的にはWindowsキーボードで困るのは日本語⇔英語入力変換だけなので、ここでは設定方法は割愛します。

Itemを3つ追加する

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Karabiner-Elementsの画面には上にメニュー項目が並んでいますが、今回は一番左の「Simple modifications」(単純な変換)を使って設定していきます。

まずは画面左下にある「+Sdd Item」ボタンを3回押して、新規の3つのキー変換設定を登録します。もしもボタンを押しすぎた場合は項目右の「-Remove」ボタンを押せば消去できます。

キー設定を登録

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キー設定は単純で、左の「From Key」のプルダウンメニューから変換したいキーを設定し、右の「To Key」のプルダウンメニューから変更後のキーを設定します。今回、3つのキー設定は以下のように行います。

From KeyTo Key
grave_accent_and_tilde (`)
※ 半/全キーを指す
F13
PCキーボードの無変換キー英数キー
PCキーボードの変換キーかなキー

「PCキーボードの変換キー」や「英数キー」の項目はプルダウンメニューの下の方にあるので、見つからないときは落ち着いて探してみてください。

これで Karabiner-Elements のキー設定は完了です。

F13キーに「前の入力ソースを選択」

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しかし、このままでは「半/全」キーが空のF13キーのままなので、Macのシステム設定でショートカットの割当を変更します。

Macのシステム設定を開き、「システム設定」>「キーボード」>「ショートカット」に進み、項目にある「前の入力ソースを選択」にチェックを入れて選択し、割り当てたい「半/全」キー(F13キー)を押して登録完了。

「前の入力ソースを選択」というのは自分のMacの環境で入力ソースを順番に切り替えていくという意味のショートカットで、デフォルトではcommand(⌘)+スペースキーが登録されているところのもので、ここではそれをF13キーに変更する作業になります。

どうしてKarabiner-Elementsから直接「前の入力ソースを選択」を設定しないのかというと、MacキーにはWindowsキーの「半/全」キーが無くショートカットにしか用意されていないため、一旦Karabiner-Elementsで「半角/全角」キーにF13キーを割り当て、その後そのF13キーに「前の入力ソースを選択」のショートカットを割り当てるという作業が必要になるわけです。

これで、「半/全」キーを押すと、入力ソースが日本語、英語などと入れ替わっていくようになり、MacでWindowsキーボードを使用する準備は終了です。お疲れ様でした。


Karabiner-Elements のアンインストール方法

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一応念の為、Karabiner-Elements のアンインストール方法も紹介しておきます。Karabiner-Elements のアンインストールしたいときは、ウィンドウメニューの右にある「Misc」を選択後、「Uninstall Karabiner-Elements」を押すことでアンインストールが完了します。