[Mac] NASにファイルコピーすると破損する原因と対処法

NASにファイルコピーすると破損してしまう

MacでNASにファイルをコピーすると何もしていないのにファイルが破損してしまうことがあります。

その原因は様々で、例えばNASのハードディスクが物理的に寿命を迎えていることもありますし、またMacOS特有の不可視ファイル（._から始まるやつ）が原因のこともあります。

先日、私は約7年ほど使っていたNASにファイルをコピーしようとした際に、コピー後のファイルを開こうとした際に「ファイル破損のため開けません」みたいなエラーメッセージが表示され、これはNASが寿命で壊れたんだと思い、急遽新しいNASを購入して改めてファイルをコピーしたところ…なんとコピーしたファイルが再び破損する事態になりました。

「これはMac側に問題があるんじゃないか？」

と思い、色々探したり試したりしてみたところ、ようやくひとつの原因の候補にたどり着きました。それはNAS側のRAID設定でした。

NASのRAID0設定が原因！？

新しく購入したNASにはHDDが2つ備わっていて、それを一つのHDDとして認識できるようにRAID0の設定にしていました。

※ RAID0（ストライピングともいう）というのは、複数の物理HDDを一つの仮想HDDとして認識させて運用させるもので、データを2つのHDDに分散させて記憶させるため読み書きのスピードが早くなるというメリットがあります。（逆にデータが壊れると復旧が難しいなどのデメリットがあります）

同じファイルをWindowsからNASへ転送しても破損しないのに、Macからファイルコピーしようとすると高確率でファイルが破損してしまう。こではMacとNASの間にある相性問題のような気がする…。

そうして色々と思い悩んでようやくこのNASのRAID0設定にたどり着きました。RAID0を解除するためには一旦NASのHDDのデータを消去する必要がありましたが、Macからのファイル転送が破損してしまうというのは致命傷なので仕方なく実行。そうしてRAID設定を解除したNASにあらためてファイルコピーをしたところ、破損すること無くデータがコピーされるのを確認しました。

MacはSMB接続に色々と問題を抱えている？

MacとNASは、私の環境ではSMB接続で通信しているのですが、調べてみるとMACはどうもSMB接続で何やら色々とやらかしているらしいんですね。

私はNASに仕事上で使う、もしくは使った写真、動画、資料などを約2TB分保存しているのですが、MacからNASのデータにアクセスしようとすると、ファイル表示までに恐ろしく時間がかかります。Windowsの場合はサクッと表示されるのに、Macだととんでもなく時間がかかる…悲しいです。

昔はAdobe製品がMacでしか使えなかったため、仕事でPhotoshopやIllustratorを利用しなくてはいけなかっため、ずっとMacを使い続けていましたが、現在はWindowsでも同じ環境が手に入るので、次のPC買い替えの際はMacを卒業してWindowに変更しようかなぁと考えています。